「スーツケースの王様」と呼ばれるリモワですが、いかんせん見た目も価格も全く柔らかくありません。スーツケースを探そうというときに、すぐに候補から外してしまう人もいるでしょう。
しかしその硬さこそがリモワの魅力です。
特に海外旅行にいく時の相棒として、これほどぴったりなスーツケースはありません。
海外の空港ではスーツケースが投げ飛ばされるようなことも日常茶飯事、そんな時、リモワの硬さが荷物を守ってくれます。
1898年に生まれてから、ずっとスーツケースを作り続けてきたリモワですから、耐久性についてはお墨付きです。安いスーツケースなら割れてしまうような扱いでも、リモワなら問題ありません。
そして多少の傷がついても、そのままスタイリッシュでいてくれる硬派な相棒です。
日本国内では「カワイイ」が優勢ですが、海外の国々では「カッコイイ」が優勢なことが多いです。硬くスタイリッシュなリモワを持つことで、洗練された人々の間も胸を張ってすり抜けられるでしょう。
スーツケースを隣に置いての待ち時間だって、客観的に見た自分が絵になると感じられます。日本を飛び出し海外に行く冒険心そのもののような、頼りになる硬さでしょう。
へとへとになってホテルに飛び込んだときも、多少乱暴に扱っても大丈夫です。あなたの相棒はそんなにやわではありません。
寝ぼけて踏んづけてしまっても、がっしりとそこに存在してくれます。
新鮮で新しい世界を旅するのにおすすめの、本当に頼りになる相棒なのです。
ただし、リモワはお値段も柔らかくありません。
優秀な相棒はプライドも高いのです。完全に高級ブランドの値段になりますので、多くの人にはそうホイホイと買えるものではないでしょう。
しかしどのような状況でも連れていける、かっこいい、頑丈で耐久力のある相棒です。長く使えばそれだけ味も出てくるため、他のスーツケースに余所見をする必要がありません。ふと気づいたら、他のたくさんのスーツケースを買うよりずっとお得だった、と思い返すこともあるでしょう。
高級であることがステイタス、それでいて柔らかくない、媚びない、スタイリッシュなスーツケースです。
その「硬さ」に尻込みするのは、もったいないことをしているかもしれないですよ。